第25回自治体に働く青年のつどいin広島!
皆さん、こんにちは。今回は5月28日(土)〜29日(日)に広島で行われた第25回自治体に働く青年のつど
いに東京から19名が参加しました。その様子をご報告いたします。
28日13時から広島国際会議場にて開会。田中章史副中央執行委員長から「憲法・平和と労働運動」という講演
がありました。
憲法は誰が守るものなのか?政府?それとも国民?
九条の会の井上ひさしさんは、憲法は国民から国家へ
の命令書だと言っている。という話や宣誓書の話。皆
さんは公務員になった時に宣誓書を書いた記憶がある
人はどのくらいいますか?60年前まで公務員は「天
皇の官吏」として国民を管理し、「召集令状(赤紙)の
交付」など戦争をすすめる一翼を担いました。この過
ちを繰り返さないために、憲法は第15条で全ての公
務員を「(主権である国民)全体の奉仕者」と位置づけ、
同時に公務員にも労働者としての諸権利を与えまし
た。ですから公務員は憲法尊重擁護の「宣誓」をし、
国民・住民のために仕事をすることを誓うのです。ち
なみに会場にいた青年のほとんどはあまり記憶に残っ
ていませんでした。
講演後、15時10分からフィールドワークを行いました。平和資料館コースでは被爆者の方に資料館内を案内・説明していただきました。時間が残ると自分の被爆体験等を木陰で話してくれました。碑めぐりコースでは広島の青年に案内・説明していただきました。碑めぐりでは、広島平和都市記念碑・原爆の子の像・韓国人慰霊碑・原爆供養塔・原爆ドーム・爆心地・元大正屋呉服店・峠三吉碑などを見学しました。左の写真は原爆ドームの時の写真です。初めて来たという青年もいて、熱心に説明を聞いていました。
18時からは夕食交流会がありました。全国から165名もの青年が集まったため、大いに盛り上がりました。
ゴレンジャーに変身したり、安田大サーカスのものまねをしたり、バルーンアートをしたりとそれぞれのパフォーマンスも大変すばらしいものでした。
東京も今回19名が参加しました。挨拶では書記次長の上杉さんが、「東京でーす!皆さんよろしくお願いしま〜す!」と元気よく自己紹介しました。
この日は当然?夜おそくまで広島の町を満喫しました・・・つけ麺が非常に美味でした・・・。
29日9時から広島国際会議場にて喜屋重順子さんによる被爆体験の話がありました。
喜屋重さんは叔父の家で窓からB29を見ている時に被爆。爆心地から1.3kmの所で一瞬の出来事だったそうです。気がついたら窓の下の部屋側の土地の下にころがっていて、顔全部と右手、首に火傷をしたそうです。この火傷はなかなか治らなかったそうです。今から約10年前に体調を崩し、病院で精密検査を受け、厚生省へ書類を提出したら原爆の被爆認定をうけたそうです。
今、青年に言いたいことは、被爆体験などの学習を通じて、「真実を知る」と言うことだと語っていたのが印象的でした。
10時30分からは分散会があり、グループに分かれてこの2日間の感想や平和活動など情報交換をしながら交流を深めました。やはり、「百聞は一見にしかず」という言葉がありますが、実際に自分の目で見て耳で聞くことが大切。被爆体験など貴重な話もあり、今回参加できなかった多くの青年にもっと参加して欲しいと思います。必ず帰る時には「参加して良かった。また参加したいなぁ」と思うはずです。