東京自治労連第10回労働安全衛生活動交流集会が開催される!延べ160名!

9月10日、豊島区民センターにおいて東京自治労連第10回労働安全衛生活動交流集会が開催されました。午前中の全体会では喜入書記の司会で始まりました。
はじめに西野実さん(労働安全衛生活動推進委員長・東京自治労連副委員長)から開会あいさつがありました。この1年間の前進を参加者で共有していっそう労働安全衛生活動を前進させようと呼びかけました。
続いて安部陽二さん(労働安全衛生活動推進委員会事務局長・中央執行委員)から基調報告がされました。今年は「労働安全衛生活動ハンドブック」の学習をはじめ、各単組の労働安全衛生の取り組みが具体的に前進し始めたこと、各単組の活動の柱にすえつつあることが報告されました。さらに今後の重点課題として、@各単組での体制の確立、A各単組での方針の確立、B安全衛生委員会を軸にした取り組み、Cパワーハラスメントをはじめとしたハラスメント対策、Dメンタルヘルス対策、E非正規労働者の活動の具体化、F超過勤務縮減・不払い超過勤務根絶の課題、について提起されました。
大好評だった「パワハラ問題」での記念講演!

実際に笹山弁護士が扱った実例を引きながら「職場における『ハラスメント』とはどのような問題か」ということについて話されました。そこでは具体的な事実と、どの具体的言動の段階でハラスメントになったのか、等について分析しました。
次に「現代のセクシャルハラスメント、パワーハラスメント」について話されました。セクシャルハラスメントでは「相手の意に反する性的言動」と定義され、パワーハラスメントは「職場において、地位や人間関係で弱い立場の労働者に対して、精神的又は身体的な苦痛を与えることにより、結果的に労働者の働く権利を侵害し、職場環境を悪化させる行為」と定義づけました。「バス業務をさせないでグランドの草むしりをさせる」「会社の意向に反対したら配転させられた」など、具体的にハラスメントとなる良くある事例を示して説明されました。
さらにどのような行為がハラスメントに該当するかについて判例を示しながら説明し、「被害者基準の基準論」の必要性を強調しました。また、ハラスメント問題の解決について、「根本的には構造的な人間社会の破壊の問題」であり、ハラスメントは個人の気まぐれの問題ではないこと自覚することの大切さについて語られました。
最後にハラスメントを起こさない職場づくりが大切だと強調され、使用者に対し具体化の実行を促し、労働組合はハラスメント問題の要求を必ず行い、安全衛生委員会の議題として点検・実行することなどについて話されました。
確信になった2つの特別報告(非正規労働者、保育)


非正規労働者の安全衛生活動は、昨年から学習をはじめとして力を入れてきました。報告では公共一般での独自の学習会や労働安全衛生上の課題と要求の明確化などの取り組みが話されました。また、臨時・非常勤職員の公務災害通勤災害申請など板橋支部での実践についても報告されました。
保育職場の労働安全衛生活動では、保育部会としての労働安全衛生活動推進委員会での議論、新たな「保育職場チェックリスト」に基づく全職場点検活動、腰痛対策の取り組みなどが話されました。50人以下という理由で未設置であった安全衛生員会の設置に向けた取り組みも報告されました。
午後の分科会でも活発に討論される!
【第1分科会:快適職場づくりとメンタルヘルス不全への対応】25名が参加し、まず自治労連の「メンタルヘルス対策、ハラスメントのない職場をつくるために」について説明があり、次いで実際にあったパワハラ事例の報告の後、参加者による討論を行いました。
【第2分科会:保育職場の労働安全衛生活動】
37名が参加し、2011年度の取り組み方針が提起され、「保育職場チェックリスト」に基づく各単組の交流が行われ、最後に腰痛予防対策の方針(案)が提起されました。
【第3分科会:労働安全衛生活動交流】
13名が参加し、世田谷区職労と品川区職労から具体的な活動の報告がありました。参加者からは残業縮減や超勤パトロール、メンタルヘルスの職場復帰訓練や対応について、委員会の開催状況や取り組み、板橋公務災害認定闘争などについて発言がありました。
【第4分科会:非正規・公務公共関係労働者の労働安全衛生活動の到達点と課題】
12名が参加し、公共一般板橋支部の報告の後に参加者の交流を行いました。採用時の健診について報告され、安全衛生教育・安全衛生委員会・パワハラ問題の3点について各参加者から実態報告がされました。最後に非正規の代表を安全衛生委員会に参加させること、委員会の内容周知、非正規に対する安全衛生教育、災害対策上点検見直しの必要性などについて確認しました。
【基礎講座:労働安全衛生活動の基礎〜この間の通達等をふまえて】
24名が参加し、東京社会学研究センター理事の門田裕志さんを講師に「衛生委員会の取り組み」を中心に学習しました。内容は@労働時間について、A労働基準法から、B36協定に実例、C衛生委員会の必要性、Dメンタルヘルス対策について、EVDT作業は?腰痛・頸肩腕痛は? 等について話されました。
多くの方の参加が得られただけではなく、全体会の講演、特別報告、各分科会とも貴重な内容が盛りだくさんでした。アンケートでも記念講演について「よかった」「わかりやすかった」「話されたことにとても共感できる」などの感想が寄せられ、分科会についても「問題点が見えてよかった」「正しい知識という“武器”の大切さがわかった」「今後の目標が見えた」「他区の話が聞けてよかった」「持ち帰ることがたくさんあった」などの感想が多くあり、今後につながる取り組みとなりました。
以上
