当面の行動計画(案)
2007年4月25日
T はじめに
 07年夏季闘争は、自民・公明与党の「教育関連3法案」をはじめ公務労働の本質を変容させる法案、社会保障制度の改悪、働くルールの改悪など、戦争への道と「格差と貧困」を拡大する構造改革路線をすすめる終盤国会に向けて闘いながら、政治の流れを変えるチャンス、参議院選挙を闘うなかで取り組まれます。
 先の一斉地方選挙は、耐え難い負担増や福祉切捨てに厳しい審判を下すとともに、7月の参議院選挙を展望する選挙でした。その中で沖縄県宜野湾市長選挙では、普天間基地の即時閉鎖・撤去、基地県内移設に対して反対する伊波洋一さんが大差で再選、国立市では、国民保護計画や住基ネットに対して異議をとなえていた上原市長の後継者の関口博さんが多くの市民の支援をえて、石原知事の支援を受けた候補に競り勝ちました。自民党は、県議選で議席を後退させ、岩国市では自民党が2議席を失う結果となりました。しかし、マスコミあげての「二大政党制」のもと自民党と政策で差のない民主党が前進するという結果もつくりましたが、地方議会の議員数では4番目にとどまっています。生活要求に根ざした要求や運動が大切なことを示しました。
 07夏季闘争は、
  @  終盤国会に向け教育関連3法案など戦後の分岐点になる重大な法案に職場、地域から大きくたたかい広げストップさせることです。そして、7月の参議院選挙で、憲法改悪と「構造改革」に暴走している安倍自・公政権の悪政に歯止めかけること。
  A  政府・財界がすすめる「構造改革」攻撃とたたかい、住民のいのちを安全・安心を守る運動を前進させる。
  B  最低賃金の引き上げと07人勧での公務の賃金引き上げ、関連労働者と一体となって公民共同のとりくみで実現させる。
  C  新たに配置された組織拡大専任者の力を生かし7月の「第8回東京自治労連組織集会」を結節点に「07春の組織拡大月間」の成功を力に、組織の拡大・強化をすすめる。
  を職場・地域から旺盛にたたかいます。

U 課題と当面のとりくみ

1.憲法9条を守る世論をさらに広げるとりくみ
 安倍首相は「任期中の憲法改定の実現」を宣言し、5月14日の参議院本会議で憲法改悪を前提とした改憲手続き法案を強行採決しました。「最低投票率の規定がない」「公務員・教員に対する国民投票運動禁止規定」「有料の改憲CMが野放し」など不公正・非民主的な問題が中央・地方公聴会で与党公述人からも述べられてきました。メディアが取り上げるなど悪法の問題点が浮き彫りになっています。
 安倍首相は「海外での紛争で米国と肩を並べて武力行使することは憲法改定なしではできない」と明言し、憲法改定の目的がアメリカと一緒に戦争する国をつくることだということが明らかなってきました。また、憲法改定する前から憲法解釈を変え、集団的自衛権の行使に道を開こうとしています。このような安倍首相の言動に対する不安や私たちの運動で「改憲必要なし」の国民世論が大きく広がってきています。
 また、米軍の世界戦略に自衛隊を深く組み込むための準備として在日米軍再編促進法案の成立も狙っています。再編計画に反対する自治体には補助金をカットする露骨な圧力加えていますが、批判も高まり自治体・住民との矛盾は深まっています。在日米軍再編促進法案も9条を変えることと一体のものであり、改憲手続き法のねらい、不充分さと同時に住民に宣伝していくことが重要です。
 04年6月にできた「九条の会」が全国で6千を超え草の根からの運動が大きな影響を与えています。さらに職場、地域からひと回り、力を入れて9条改憲反対の一致点での大きな共同が求められています。

 (1) 改憲手続き法、改悪教育基本法の具体化を阻止するたたかい
  @  改憲手続き法の不充分さを引き続き宣伝していきます。
  A  改憲手続き法に対する参議院での付帯決議を実施させるため、共同センターとともにとりくみます。
  B  教育関連3法案阻止に向け「学校教育法、教育職員免許法等、地方教育行政法教育改悪3法案の廃案を求める請願署名」を5月集約でとりくみます。

 (2) 憲法9条を守る共同のとりくみの強化
  @  憲法を守り実践する自治体労働組合として自治体当局に「憲法擁護の立場を明確にすること」などの要求を掲げてとりくみます。
  A  職場の全職員を対象に参加・共同を呼びかけて、職場から憲法を守る推進体制をつくります。創意工夫した学習運動を重視して進めます。
  B  07年7月達成をめざして憲法改悪反対署名を組合員数と家族を目標にすすめます。
  C  単組・支部が「地域の会」の運動推進の中心的役割を発揮することをめざします。
  D  地域住民の過半数を目標にした署名運動を「地域の会」や共同センターに結集して推進します。
  E  引き続き地域センター等に結集し地域から9の日宣伝行動を創意工夫してとりくみます。
  E  5月〜6月自治体首長との懇談、メッセージ依頼をすすめます。その際自治労連の発行した首長懇談メッセージ集「憲法への想い」(第1次分)を活用します。
  F  「憲法を生かす自治体労働者東京連絡会」に結集し各地域・職場の交流で運動の質・量を拡大します。
  G  平和ツアーの成功に向け実行委員会を結成しとりくみをすすめます。

 (3) 核兵器廃絶、米軍再編を許さないたたかい
  @  在日米軍再編促進法案阻止にむけ国会行動に取り組みます。
  A  国際署名「すみやかな核兵器廃絶のために」を職場・地域で広げる運動を進めます。
  B  原水爆禁止世界大会(8月5〜6日 広島 8月7日〜9日 長崎)の成功に向け、国民平和大行進のとりくみや、職場、地域で大きく運動を広げ、青年の参加を中心に積極的に代表派遣をとりくみます。

2.労働法制改悪反対、最賃・公契約、人勧闘争、働くルールを確立するとりくみ
 今国会でパート労働法、最低賃金法、労働基準法の「改正」法案、労働契約法案の審議がすすめられ、政府は5月中の成立をめざしています。いづれも労働者の要求からはほど遠いものとなっています。「均等待遇を使用者に義務づけることなど実効性のある抜本改正」「労働者保護の改善」「全国一律1000円以上の抜本的な改正」「サービス残業の規制」を求めて国会に向け集中した取りくみが重要になっています。
 人事院は、官民比較方法は「50人以上」での比較を継続、所定内労働時間の見直しについて「民間企業の正確な動向の把握を行い適正に対処する」としています。また非常勤職員の扱いについて初めて表明しましたが、「実態の把握と検討」に止まっています。
 すべての公務労働者の賃金引き上げと格差是正をめざして@比較企業規模を100人以上に戻すこと A初任給改善や非正規労働者の均等待遇 B労働時間短縮をすすめる C財政措置などを利用して国による賃金抑制の押しつけや地方独自の不当勧告を許さないことを重点課題としてとりくみます。
 今年の闘いは、人事院勧告闘争と最賃闘争を一体的に今までにも増して官民共同したとりくみを強化します。
 政府の公務員攻撃が熾烈になっています。
 ひとつ目は「骨太方針2007」で「公務員制度改革の全体像」を打ち出す予定であり、公務労働のあり方を根本から変容させる「公務員制度改革」法案は4月閣議決定し労働基本権を放置したまま強行しようとしています。
 ふたつ目は国民の年金権、公的医療の重大な制限をもたらす「社会保険庁解体」法案で、社会保険庁職員の雇用を破壊し、公務員労働者の分限解雇に道を開く危険な内容になっています。
 みっつ目は教育関連3法案で、「国いいなりの教育づくり」に向けて、@学校教育法の改悪で「愛国心」の押しつけ、副校長や主幹、指導教諭の設置で職場に分断と管理強化をねらい、A地方教育行政法改悪で教育委員会に対する国の関与を強め、B教育職員免許法等改悪は、子どもより管理職に目を向ける教師づくり、免職を含む分限処分を先取りする重大な問題を持っています。
 公務労組連、自治労連に結集して法案阻止にむけ奮闘します。

 (1) 労働法制改悪反対、パート法、最賃法の実効ある改正を求めるとりくみ
  @  「働くルール100万署名」は、5月21日を最終集約としてとりくみに全力をあげます。(提出5月16日国会行動、5月25日の中央行動)
  A  職場での学習を引き続きすすめます。
  B  国会行動、地域労連の地域宣伝行動を引き続きすすめます。
  C  地方議会に対して「残業代ゼロ」反対、最低賃金改善、均等待遇の実現を要求して民間団体と共同で意見書採択要請にとりくみます。

 (2) 人事院勧告に向けて
  1)職場組合員の怒りを結集し単組・関連労働者と一体となってすすめます。
  @  夏季闘争の推進に向け職場での学習を深め、職場・地域から闘います。
  A  「賃金改善・時短要求」の20万署名を組合員・家族を対象に5月〜6月にとりくみます。第1次を5月25日、最終集約を7月25日の中央行動に提出できるよう奮闘します。最低賃金闘争と結合し本部、単組から都段階や地域の労組などへも要請します。
  B  5月〜7月に公務労組連が提起する夏季中央行動で各単組からの参加で成功させます。特に5月25日の第1次中央行動は、(自治労連1,000人の参加)成功の一翼をにない地方六団体、関係省庁等への要請行動に積極的にとりくみます。
  C  人事院「勧告」後は、勧告内容の説明会を実施します。

  2)住民、民間労働者と共同した地域からのとりくみ
  @  東京地評公務部会で5月に東京都人事委員会、特別区人事委員会に要請行動をおこないましたが、引き続き人事院勧告後、8月に再度の要請を実施します。また、6月人事院関東事務局に対して要請行動を実施します。
  A  全労連の提起する最賃デー(5月25日、6月20日、7月25日)を公契約・均等待遇など賃金底上げの闘いと一体の賃金闘争として行動に積極的にとりくみます。
  B  最低賃金改善を求める団体署名を6月〜7月に都段階や地域団体に広げとりくみます。

  3)自治体・議会に向けたとりくみ
  @  春に実施した東京地評の自治体キャラバン行動で人事院・人事委員会勧告と最低賃金、公契約などが地域経済に重大な影響を及ぼすことが明確になりました。
 「自治体版市場化テスト」や「指定管理者制度の見直し」問題など「見直そう住民の安全・安心」運動と結合して自治体に対する要請、議会・各会派との懇談を追及します。

 (3) 「公務員制度改革」法を許さず、労働基本権を回復させるとりくみ
  @  「社会保険庁解体法案」、「教育関連3法案」、「公務員制度改革法案」の阻止に向け、公務労組連、自治労連に結集しとりくみを強化します。
  A  公務労働者の労働基本権について、学習など創意工夫して意思統一を行います。
  B  労働基本権団体署名を6月末までに集約します。

 (4) 労働時間短縮、予算・人員要求実現、労働安全衛生活動を充実させるとりくみ
  @  9月29日(土)東京自治労連第6回労働安全衛生交流集会(板橋グリーンホール)を節目にし、「2007年度東京自治労連労働安全衛生活動とりくみ方針(4/11)」に基づき各単組で方針と体制を確立しとりくみを強化をはかります。
  A  9月〜10月に全組合員対象の「健康アンケート」を実施し、結果を予算・人員要求の実現に生かします。
  B  5月26日〜27日第17回自治体労働者の労働安全・職業病全国交流集会を積極的にとりくみます。
  C  「次世代育成支援対策推進法」に基づく事業主としての「特定事業主計画」は、2007年度計画の改定期を迎えます。実効ある計画と改定をめざして「職場における次世代育成支援策の前進へ向けて(4/18)」の方針に基づき運動をすすめます。
  D  勤務時間、休息時間問題に対しては、「『平成17年度地方公共団体の勤務条件等に関する調査』について勤務時間の官民格差を踏まえて勤務時間の短縮を求めるとりくみ(1/10)」の方針に基づきすすめます。

3.大増税反対、介護・医療制度など社会保障改悪を許さないとりくみ
 拡大する「貧困と格差」をなくすには、大企業、大金持ち優遇の不公平な税制の是正と年金・医療など社会保障制度の拡充が早急に求められています。
 しかし、 自民・公明与党が決めた住民税の定率減税全廃により、勤労者や高齢者をはじめ多くの世帯で住民税が今年6月から増額します。同時に税源委譲による住民税の増額が実施されるため、大幅に住民税が増加する世帯もでてきます。さらに所得の少ない高齢者世帯では、昨年の住民税の非課税限度額の廃止影響で引き続き増税になります。約1兆7千億円の増税が一気に表明化する一方で2007年度の大企業減税と高額所得者減税はあわせて1兆7千億円となっています。庶民から税金を吸い上げて大企業・大金持ちに回すとう理不尽な仕打ちです。また、安倍首相は、消費税を含む税体系の抜本的「改革」に向けた議論を参議院選挙後の「秋」以降に行うとも表明しています。
 公的年金も危うくなっています。社会保険庁を解体し業務を民間委託するという「社会保険庁解体」法案は、@プライバシーの漏洩や不正利用の問題 A年金保険料の滞納者に国民保険証を有効期間を短くするペナルティを課す B保険料に事務費を含むなど国民に重大な影響を与えるものです。社会保険庁解体の目的は、保険料の企業負担をのがれたい財界・大企業、私的年金の市場拡大をねらうアメリカ、財界、政府や保険・金融業界の要求に沿ったものです。解体を許さず、今こそ「最低保障年金制度」を実現させることが必要です。
 政府は、共済年金と厚生年金を統合する被用者年金一元化法案を4月14日国会に提出しました。法案は2010年度に統合し、保険料率を段階的に引き上げる。職域加算を廃止するなどというものです。退職一時金ふくむ退職給付全体は人事院の調査で「民」が「官」よりも高いことが明らかになったにもかかわらず、職域加算については、一方的に廃止が決められました。しかし自・公与党は、参議院選挙をにらんで新制度の具体化は先送りしました。法案の内容と問題を早急に組合員、住民に宣伝し阻止していくことが重要です。
  @  年金一元化関連法案の成立に反対し、共済制度としての退職給付拡充のため自治労連に結集し運動をすすめます。
  A  東京都職員共済組合、東京都市町村職員共済組合など、地域から政府に向けての要請がはかられるようとりくみます。
  B  「格差社会を是正し、いのちと暮らしを守るために庶民増税の中止と社会保障の拡充を求める請願」署名を継続してとりくみます。
  C  「消費税廃止各界連絡会と消費税をなくす東京の会」が参議院選挙公示直前の6月下旬を目途に三大紙への新聞意見広告をとりくみます。東京自治労連も職場から積極的にとりくみます。
  D  学習宣伝行動とともに地域社保協と連携して「社会保障制度の充実を求める」要請や国民健康保険料の減免制度等の創設の運動をすすめます。
  E  23区の国民保険料における激変緩和措置が今年度限りであるため、今年度特別区国保料問題で見解を発表、次年度に向けた課題を明らかにし、区長会への要請など取り組みを行います。
  F  国民年金保険料の滞納者にペナルティを国民健康保険に課す「社会保険庁解体法案」に対して地域社保協に結集し、宣伝と各自治体要請をとりくみます。
  G  高齢者の負担増、現役世代の保険料の負担増をともなう後期高齢者医療の事業水準に関わる問題への対応の具体化は、「東京都後期高齢者医療広域連合の事業運営に関わる要求課題と対応方向について(4/18)」に基づき東京社保協に結集しとりくみます。
  H  生活保護現場から見た生活保護行政の現状と問題点を明らかにします。
  I  「生存権裁判を支える東京連絡会」に参加し学習、宣伝、署名などとりくみます。
  J  老人保健法が今年度で廃止され「中期的医療費適正化対策」
(08年4月からの5カ年計画)として具体化されていきます。この中で保険者に対する予防検診等の義務づけを行い、自治体の保健事業=公衆衛生の廃止が策動されています。検診問題は保険者(自治体国保・後期高齢者医療広域連合・共済組合)にかかわることから総合的な対応が必要です。
  K  5月29日の「医師・看護師ふやせ!安全・安心の医療と看護を求める増員署名」国会提出・国会議員要請行動を積極的にとりくみます。
  L  介護保険の改悪の下で労働条件、経営の悪化、サービスの低下が進んでいます。
 5月20日利用者・ヘルパー・事業者が共同で安心・安全な介護を実現させるために「第4回全都ヘルパー集会」に積極的にとりくみます。

4.憲法を擁護し、自治体の変質を許さず、「貧困と格差」をなくすために、国民が主人公の政治を実現しよう
 統一地方選挙に引き続き、参議院選挙が7月5日告示、7月23日投票で行われます。この選挙は日本の将来を左右し、自治体労働者と国民の平和、命、暮らしに重大な影響を及ぼします。東京自治労連は、組合員の思想信条の自由・政党支持の自由を保障すると共に、政治的中立に陥ることなく、要求実現のために、統一地方選挙の到達の上に立ち、とりくみを進めます。
1) 参議院選挙の意義
  今回の参議院選挙の意義は次のとおりです。
  (1) 改憲の流れを止め、日本国憲法を守り、生かす選挙です。
  (2) 大企業優遇の政治を変えて、格差と貧困のない安心して暮らせる政治を実現する選挙です。
  (3) 「住民が主人公」の地方自治と働きがいのもてる職場をつくる選挙です。
 2) 具体的取り組み
  @ すべての職場で「暮らしと仕事と政治」を語る学習・懇談会運動を推進します。
  A 東京自治労連として選挙要求を確立します。
     確立にあたっての議論を重視します。 
  B 政治活動の自由を保障し、不当・不法な干渉・介入・弾圧に反撃します。
  C 自治労連の作成する宣伝物、資料を活用し、自治体労働者の総決起を呼びかけます。
  D 全労働者との総対話や地域宣伝行動を取り組みます。

5.自治体「構造改革」に対決し自治研活動を充実させるとりくみ
 財界主導の「新自由主義」経済路線の「構造改革」は国民生活の安心・安全を脅かしし、「貧困と格差」の格差社会をますます拡大しています。自治体においては、業務を「市場化テスト」「指定管理者制度」で民間企業に丸投げする状況がつくられています。
 自治体においても「偽装請負」「偽装派遣」が存在し、自治体の臨時職員賃金をも下回っていることが明らかになっています。住民のくらしを守る立場の自治体が格差と貧困を拡大する先導役を果たしている異常な実態があります。
 今国会で「財政健全化法」が提出され、自治体が公表する実質公債費率など基準で「早期健全化」「財政再建」の二段階に区分して国が関与することになっています。この法律は、「財政再建」段階において「国は自治体に予算変更を勧告できる」など自治体に強く関与できる仕組みを持っています。また、総務省は4月から行革の指標の成果を自治体に競わせ、国が認めた自治体に対して地方交付税を交付する「がんばる地方応援プログラム」をスタートさせました。「財政健全化法」や政府の総人件費抑制などによりますます自治体リストラに拍車がかかる方向です。
 しかし、この間のたたかいで自治体業務の民間委託や民営化は、住民にとって、自治体が果たさなければならない公共性・安定性・専門性・継続性を崩されることが明らかになっています。
 公立保育園の民営化反対闘争では、各単組と住民との共同で当面民営化をストップさせるる状況をつくりだしています。また、余儀なく民間委託された区においても、営利法人への委託はやめさせ、「保育の質、水準」を守るという保護者との一致した要求で、現行の人員配置基準を守らせる到達を築いてます。結果的に公契約運動として大きな前進を勝ち取っています。
 それは、保育労働者が日ごろから子どもや住民の立場に立った仕事を追及し、職場や地域で住民とともに考え、学習し共同していることが大きな要因で、あらためて職場自治研、地域自治研を要求実現の車の両輪として進めることが重要です。
  @  5月19日「東京自治労連第5回自治体構造改革反対交流集会」を違法派遣、偽装請負問題を柱に政府・財界のすすめる自治体「構造改革」との闘いの到達点と教訓を交流し意思統一をはかります。
  A  6月2日(土)〜3日(日)住民との共同と発展、職場における自治研活動の推進をはかるために開催される開催される「見直そう、問い直そう、仕事と住民の安全・安心」の運動・全国交流集会への参加を積極的にとりくみます。
  B  自治体リストラの道具としてのIT化により職場にさまざまな問題が顕在しています。住民と職員の生活と権利を守る立場から問題を明らかにし課題と運動の方向を策定するために5月〜6月にかけて職場組合員アンケートを実施します。
  C  石原都政がすすめる都立病院再編独立行政法人化に対して「2007年度都立病院・老人医療センター地方独立法人化問題闘争方針(5/9)」にもとづき職場地域から運動をすすめます。
  D  公的保育制度を守る闘い、とりわけ公立保育園の民間委託・民営化攻撃に対しては、運動方針「公立保育園の民営化に対する運動の到達点と今後の運動方向」を5月末に提起し単組と共に運動をすすめます。
  E  中野保育争議は、一日も早い職場復帰・争議勝利解決に向けて要請行動、都労委・東京高裁傍聴など支援共闘会議に結集し取り組みを強化します。
  F  07年度「東京自治労連自治研活動の取り組み方針」に沿って各単組とともにとりくみます。
  G  第7回東京地方自治研究集会開催に向け実行委員会を再開します。
  H  「都民要求実現全都連絡会」が実施している東京都予算に対する要求書作成、対都要請行動に積極的にとりくみます。
  I  品川勧奨退職完全実施裁判闘争の勝利に向けてとりくみます。
  J  目黒区における施設長懲戒処分問題については「目黒区における指揮監督違反を理由として施設長(係長)懲戒処分問題への支援について」に基づき人事委員会要請を該当単組と共に実施します。

6.組織拡大・強化のとりくみ
 要求闘争と組織拡大を労働組合運動の重要な位置づけ(車の両輪)とし、07春の組織拡大月間が攻勢的に進められています。07年の退職などによる組合員減を上回ることを目標とし、引き続き新規採用者・転入者の組織化に全力を挙げて取り組むことが求められています。この4月からは、計画的・系統的に組織強化拡大と産別機能強化につながるよう「組織拡大専任者」を2名配置しました。「自治体構造改革」攻撃に対する要求闘争をいっそう強化し、自治体に働くすべての労働者の組織化へむけて各単組と連携した取組みを強めます。

 1)組織拡大・強化
  @  「東京自治労連春の組織拡大月間方針」に基づき、引き続き新入職員の組織化をすすめます。
  A  7月28日(土)(国分寺労政会館)第8回東京自治労連組織集会を開催し到達点と課題を明らかにし意思統一をはかります。
  B  青年層の活動強化をめざし、青年運動強化委員会で具体化をはかります。
  C  「東京の自治体に働く青年交流会」の成功に向け単組とともにとりくみます。
  D  共同の要請行動、学習会等を通して東京自治労連三多摩協議会の結成をめざします。
  E  本部の「男女平等社会づくりの推進方針(案)」と「組合活動への男女参加促進のアクションプログラム(案)」に基づき、東京自治労連として「男女平等推進方針」を6月に提起し自治労連定期大会に向けて意見集約をはかります。

 2)組合員の生活といのち、財産を守る自治労連共済の拡大・推進
 全単組で自治労連共済を組合員の生活を守る身近な自主共済事業として拡大にとりくみます。
  @  自治労連共済支部が取り組む「春の特別拡大キャンペーン」(4月〜6月)の成功に向け、各単組の拡大計画達成に全力を挙げます。役員はその先頭に立ってとりくみます。
  A  組合員に役立つ自治労連共済について、東京支部として組合担当者・役員の研修を開催します。(7月下旬)
  B  保険業法と自主共済事業をめぐる情勢や課税問題など自治労連・共済本部と一緒に対応し職場世論の結集を図るとともに、関東自動車共済協同組合との情報交換などをすすめます。(8月)

7.学習・教育活動、教宣・文化・スポーツ活動
 1)学習の強化
  @「勤労者通信大学」憲法コースの受講を広げます。
  A 役員学校を開催します。

 2)機関紙・宣伝活動
  @  組合員に身近な機関紙の発行に努めると共に、人勧特集号を発行します。憲法改悪反対のとりくみ等、緊急なとりくみに対してFAXニュースを充実させます。

 3)文化スポーツ活動
  @ 囲碁・将棋大会
    ・東京自治労連  5月26日(土)
    ・関東甲越大会  6月 9日(土)
    ・全国大会    7月 6日(金)〜7日(土)
  A 自治労連全国スポーツ大会の代表を選抜するバレーボール大会を開催します。   7月29日(日)
  B 自治労連関東甲ブロック野球大会   6月30日(土)
  C 東京自治労連釣り大会を開催します。   9月
以  上